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美味しいお店のご紹介です
2005・12・22
NINJA(創作料理)
〒100-0014 東京都千代田区永田町2-14-3 赤坂東急プラザ1F

楽しくて美味しいレストランに行ってきました。
忍者レストランというと、子供向けエンターテイメントレストランか若者向きな居酒屋形式のお店かと思いきや、お料理はそうとうオシャレで高級なグルメ揃いです。
店内のトイレとか、通り道でお見掛けした客席の顔ぶれは結構ご年配(私よりもです。にゃは)でした。
驚くのは店内の仕掛けだけではなく、お料理の斬新さと美味しさにもびっくりしっぱなしでした。
最初に 登場したのは淡雪をシャーベットにしてミニミニかまくらにし、中にあんきもを使った寄せ物が入った見るからに季節感たっぷりなおしゃれな一皿です。

続いて一口サイズのてんぷらの盛り合わせ(ミズナ、しいたけ、きびなご、里芋、柿)がでたのですが、てんつゆがムースのように、泡状態だったのは、おどろくやら感心するやらでした。
多分山芋のとろろを少し加え泡立てたのではないかと思うのですが、オーソドックスなてんぷらもちょっと頭を切り替えれば、新しいものになるものだと関心してしまいました。


次はまん丸な塗りの器が登場したのですが、いち早く蓋をあけた私はびっくりして思わずあわてて蓋をもどし、まだ中を見ていない同席者に眼を丸くしつつ、得意げに 「ライトアップ!」 と口走りました。

白いカワハギのお作りの下のカキ氷を通してブルーな光が灯されていたのです。
なんとも幻想的な眺めです。しかもつけだれは普通のわさび醤油ではなく、クリーミーなサーモンレッドなきもだれでした。
「う〜んっ!まいった。!」
「くの一ほにゃらら」と名乗った綺麗なスタッフに
「電池が入ってる?」
などとバカな質問をしてしまいました。
続いてご登場はお吸い物ですが、私の大好きなしらこでした。
しかも、焼き色がついています。
焼く事によって味にどのような変化が出るのかはよくわかりませんが、香ばしく香りがよくなることは間違いないのではないでしょうか。
ちょっとしたひとひねりに、またもやうなりました。

5品目はまるでカクテルのようです。
お口直しのシャーベットかと思いきや、くのいちスタッフのご説明では「お野菜のあえもの!」
「うっそ〜っ!」
でもたしかにシャーベット状の下にはいっていたのは、何種類かのお野菜の柔らかいあえもののようでした。
楽しいうらぎりものでした。

次は高菜に包まれたものだったので、そろそろご飯ものかと思ったら、中はお魚でした。
味付けが薄味でさっぱりです。

ようやく7品めに登場したお口直しは、どう見てもキャンディーですが、口に入れるとなんともさっぱりとした香りの良いシャーベットでした。

そして、いよいよ「メインディッシュです」と供されたのはイベリコ豚のローストで、わさびが添えられていました。
思わず感涙。

メインディッシュより前からテーブルの端に小さいお釜が用意され、「赤子泣いても蓋とるな」と言わんばかりに蓋に重石がのせられて、ふつふつとご飯らしきものが炊かれていたので、てっきり〆は炊き込みごはんか釜飯かと思っていたら、これがまた裏切り者の、銀シャリ(死語?)でありました。
「オイオイ、普通のご飯をテーブルで炊くんかい!」
とつっこませるところがスゴイ!
しかもお漬物とともにたっぷりの極上薄味いくらが「お好きにあそばせ」と添えられていました。
お酒を戴いたらご飯は食べない主義の私メもこれには思わず手が出て、口がでました。

ラストを飾るデザートは4人いたからでしょうが、4種類のスイーツが並べられ、それぞれを少しずつお召し上がりくださいという、これまた泣かせる趣向でした。
可愛いかえるのレアチーズケーキにも遊び心がいっぱいで最後の最後まで楽しませてくれました。

戴いたワインは日本初の女性ソムリエおすすめというカリフォルニアワインにしたのですが、これも時間とともに変化する楽しめる美味しいワインでした。
ここは、お食事のあいだに忍者がお部屋をまわってテーブルマジックのサービスもあります。
お友達にも是非紹介したくなる、そんな素敵で楽しい、美味しいレストランです。

2回目のNINJAキャビアコースについてはこちらへ。

参考HP・http://www.ninjaakasaka.com/

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