ねこのままごとトップページへ
グルメ日記
2007・7・28
東京吉兆本店(和風)
東京都中央区銀座8-17-4
高級官僚の接待とか、皇族もおいでになるという、かの有名な吉兆の東京本店に行く機会にめぐまれましたので、きっちり画像を写してまいりました。
当然、個室ですから撮影はしやすかったのですが、写しそこなった美しい登場の姿もあります。
お値段から言って当然ですが、美味しいだけではなく、器もそれぞれ素晴らしい上、登場する時の姿形は芸術品のような美しい演出がそこかしこにありました。
前菜の朝顔棚にある朝顔は本物ではありません。
ご説明によると、朝顔は種に毒があるといわれているので、あえて作り物をつかっていらっしゃるのだとか。
昔は朝顔の種を虫よけのナフタリンがわりにたんすにしのばせたんですってね。
結構古い私も知らない話を伺いました。
サッチャーさんが来日の折り、この朝顔棚の前菜にとても感動なさったとも伺いましたが、そりゃそうでしょうとも。
日本料理って、本当に綺麗で目にも素晴らしいご馳走ですものね。
すっぽんのゼリーに、はいっているのはうずらの黄身の半熟でしたが、これがまたなんとも濃厚ななめらかさで、うずらなら庶民にも簡単に手に入るんですから、うちでも試してみなければと思ったりしました。
すきやきは目の前で一人分の小さな土鍋で煮てくださいましたが、仕上げに卵を流して、いい塩梅のとろとろ加減で「どうぞ」と供されます。
お肉の美味しさもさることながら、こうしてちょこっと半熟のたまごを絡めた方が生卵をくぐらせるより、まろやかで美味しかったです。
どこに行っても、フルーツやスイーツのデザートは戴かない私も、この日ばかりは、すっかり完食でした。


参考HP・http://www.kitcho.com/tokyo/index.html

戻る

新食材日記 ままごと日記 ワイン日記 簡単レシピ 料理リンク