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シャトーマルゴー1970&1988
飲んだ日:2005.2.26 場所:お友達Nちゃんの新居
 

最近、引っ越したお友達Nちゃんの新居、隅田川沿いの高級マンションにご招待を受け、大喜びで出かけました。
我が家からタクシーですんなり行けば15分くらいですが、途中、まよいつつそれでも、大好きな夜景を堪能できる6時半すぎ到着しました。

期待以上の素晴らしい眺め、ダイニングテーブルからも、ホテルのような綺麗な聖路加(病院の入院費は間違いなくホテル並みだが、実際ホテルもあるらしい)が目の前に見え、ライトアップされたレインボーブリッジもそのむこうにチラット見えるという、贅沢な眺めを楽しみつつ、頂いたワインも相当に贅沢で、思わず
「もったいない」
と主婦根性まるだしの私でした。

どんな銘柄にしろ35年ものなんて、めったに飲めるものではありませんが、それがマルゴーときては、なお更の事、心して飲まなければなりますまい。
Nちゃんはまずは1970を入手して、ソムリエさんに相談をしたようです。 すると、1988年と飲み比べて見たらという事になったそうです。
70年の方から飲んだのですが、以外に酸味が感じられて、35才?って思ったのが第一印象です。
嗅覚に自信はないのですが香りはあまり高くなくて、ひかえめです。
続いて88年をグラスにそそいだとたん、あまり鼻のよくない私でも、グラスを手にする前から香ってきました。
飲んだらこれがさすがの、めっちゃウマ!
渋みも苦味もあるのに、スイスイ、飲めちゃう美味しさです。

ワインは古いほど美味しくて高いというのが常識ですが、必ずそうとは限りませんね。
なんでも、マルゴーに関しては、1961年から1976年はジネステ家というところが所有していて、保存などがかなりいい加減だったとかで、この間のマルゴーは味が落ちているものが多いのだそうです。
オールドであれば、1960年以前のものだと素晴らしいそうですが、当然、数も少ないでしょうし、一般庶民が気安く購入できるものでもないでしょう。

1988年のマルゴーは特にできがいいそうです。
といっても、これもまた、すでに17年物ですし、相当なお値段でお店によっては1970より、高いかもしれません。
シャンパン(これもまた相当なものだったのですが)のあとに普段飲んでいるワインからすると、桁違いに贅沢でもったいない素晴らしいワインを2本もあけてしまいました。
Nちゃんのパーフェクトなおもてなしに酔いしれたひとときでした。
ごちそうさま。


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