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美味しいお店のご紹介です
2003・9・12
翁(蕎麦懐石)
東京都渋谷区恵比寿西1−3−10ファイブアネックス地下1階
いつも行く、猫の絵ギャラリーのすぐ側に美味しいお蕎麦屋さんがあると聞いて、お蕎麦好きとしては一度行ってみたいと思っておりました。 そのお店の開店時間にあわせて、ギャラリーに絵を見に行き、その後そのお店に連れて行って頂きました。

とても美味しいお店だったのでレポートしたいと思います。
いわゆる普通のお蕎麦屋さんとは違っていました。
お店の名刺には「そば懐石 翁」となっています。
メニューは懐石コースのみになっているようでした。
戴きながらメモったわけではないのですが、(デジカメも持っていませんでした)1品、1品が吟味された素材でとても美味しかったので思い出せるものをリストアップしてみました。
 ・ホワイトアスパラの南蛮漬け
 ・いくらの出汁仕立て
 ・いんげんのごまあえ
 ・かつおのおつくり
 ・のどぐろの焼き物 食用ほうずき添え
 ・ゆりねまんじゅうと蕎麦の実の椀
多分、お料理ものはこれですべてだったと思います。
のどぐろは富山湾でとれた最高のものだとか、いくらはお腹からとりだしてすぐのものだそうで、お蕎麦のつゆに使う出汁だけで味をつけているとおかみさんが自慢げに説明してくれました。
のどぐろに添えられていた食用ほうずきも初体験の美味しさでした。
ゆりねまんじゅうもなめらかにうらごしされてあり、食べながら「?里芋のようで里芋でない。なんだろう?」と聞くまでわかりませんでした。
ホワイトアスパラの南蛮漬けは生のホワイトアスパラが手に入ったら、是非家でもやってみようと思った意外な美味しさでした。

焼酎とともに、ここまで頂いた時点ではどう考えてもお蕎麦屋さんではありません。
なんでも、現在9代目とかいう老舗なのだそうで、あくまでもおかみさんは
  「うちは蕎麦やでございます」とおっしゃいます。
でも〆に出されたお蕎麦を頂いて、なるほどと納得しました。
御前蕎麦という言い方をしていましたが、かつて将軍様に献上していたというお墨付きだそうで、それはそれは綺麗なお蕎麦でした。
蕎麦の実の外側をけずり、中心部分だけを使って挽いたそば粉でうったお蕎麦ということでした。
半透明で、見た目ではこれお蕎麦?っていうかんじです。
頂くと間違いなく美味しいお蕎麦でした。

お蕎麦の作り方を聞いて、日本酒の大吟醸の造り方を思い出し、これはまさしくお蕎麦の大吟醸と思った次第です。
席数が少ないので、予約が必要のようですが、また行って見たい度がかなり高いお店でした。
毎日曜定休(営業午後6時〜午前1時)
(03-3477-2648


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