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★はじめにゃして食材レポート★
かにの内子
この綺麗なオレンジ色の珍味はトロッとしていて特に酒の肴にはたまりません。
雲丹や塩辛系がお好みの方なら間違いなくお好きな味です。
画像ではわからないと思いますが、かたまりがあるので、包丁を入れたり、たらこのように袋からこそげ出すような作業をして、豆小鉢に入れて供するのが普通です。
これをタレや調味料として和え物に使っても面白いとは思いますが、結構いいお値段(80gの小瓶で1500円くらいから)ですし、色が綺麗なので、そのまま白い器に入れて出し、ちょっと舐める程度の量で味わった方がいいような気もします。

卵となって外側に出てきたものを外子、体内にある未成熟卵を内子と言うそうで、活蟹状態から取り出した新鮮なものを塩漬けにしたものが、珍味として売られています。
オレンジ色のはタラバガニに良く似たイバラガニの内子で、タラバガニの内子は黒っぽい紫色なんだそうですが、紫色のはいまだ、実物を見たことも食した事もありません。

イバラガニもアブラガニ同様、タラバガニの偽者扱いされてるみたいですけど、身の美味しさは決して引けをとらないとかって聞いた事があります。
カニ好きどころか、殻を剥く手間を思うと、食べたくもないと言った口なんですが、タラバとイバラとアブラの違いがはたして私にわかるのだろうかと、一度、目隠し食べ比べなどはしてみたいものと思っておりますが、材料費がかかりそうなので、まだ実現できておりません。
内子は色がはっきり違うから、タラバとイバラの目隠し食べ比べが難かしそうですが、見た目同様、味も大いに違うのでしょうか?
両方召し上がった事のある方、教えてくださいまし。
タラバガニの内子にもいつかお目にかかりたく候。


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