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『将軍の娘 エリザベス』1999年アメリカ映画
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お勧め度   猫登場度
【監督】サイモン・ウェスト    【主演】ジョン・トラヴォルタ(ポール役)
【あらすじ】
ジョージア州の陸軍の基地内で次期副大統領候補として有力なキャンベル将軍のひとり娘であり、美しい女性大尉のエリザベス・キャンベルが全裸死体で発見されました。

犯罪捜査部のポール(ジョン・トラボルタ)は元は恋人だったレイプ専門の捜査官サラとコンビを組んでこの事件の解明にあたることになりました。
エリザベスにはレイプの痕跡はなかったが、頬には涙の跡があった。
捜査を進めるうち、彼女は大学時代まじめで優秀な生徒でしたが、意外にも基地内のほとんどの男と寝ていたという事実が浮かび上がってきました。
さらに捜査にも圧力がかかるなど、事態は思わぬ方向に展開していきます。

【猫の登場】
捜査線上に最初に浮かび上がる容疑者ムーア大佐が茶トラの立派な長毛猫を飼っています。
ポールがムーア大佐の部屋に駆けつけると窓に猫がいて、何かを訴えるように、窓ガラスをこするしぐさをしているのを見つけます。
その猫の手にべったりと血がついていて、ガラスにも血の跡が残ります。
部屋に飛び込むと床のいたるところに血色の猫の足跡があり、その先のソファーにムーア大佐の死体があらわれ、猫がかけつけたポールを先導するかのように死体にかけよって少し体をこすりつけるようなしぐさをします。
この映画の中でムーア大佐はあまりいい印象を与えない役柄なのですが、この場面を見るといつもの事ですが、猫を可愛がっていた、猫好きないい人だったんだわ。って思ってしまった私・・・・・・。
でも、猫の習性として、手足や体に異物がつくと、とにかくにゃんとかそれをとりのぞこうと座り込んでペロペロ始めちゃう筈なんですよね。
しかし、しかし、猫贔屓としては、この場合、優しい飼い主のタダならぬ事態を察知して、それどころではない!誰かに知らせたいと窓から必死で訴えていたんだと私は思いたい。にゃふふ
【その他の感想】
根底に流れるテーマのひとつはエリザベスのファザーコンプレックスというか、娘が父親を求める心理というものがあるようなのですが、個人的にファザコンのかけらもない私にはちょっと理解に苦しむ節が多く、いまいち納得が行きませんでした。 いくらあてつけるったって、自らあんなかっこうするかい?ってネタバレじゃ〜。

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