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『 スペースキャット』1978年アメリカ映画(ディズニー作品)
お勧め度   猫登場度
【監督】ノーマン・トカー  【主演】ケン・ベリー(フランク役)本当の主役は猫(ジェイク役)
【あらすじ】
宇宙からやってきたUFOに乗っていたのは、言葉が話せる猫そっくりのエイリアンだった。
猫型エイリアンは自分の星に帰るため壊れたUFOを修理しなければならず、話のわかりそうな科学者フランクに助けを求めます。
一方UFOを発見した軍が、その秘密をさぐろうと動き出します。
フランクはホワイトペルシャ(名前はルーシーベル)を飼っている同僚の美人科学者と力をあわせて、猫型エイリアンのためにUFOを直そうとします。
猫型エイリアンは特別な首輪の力で超能力を発揮し、フランクの友人ギャンブル好きのリンクもまきこんで修理にかかる費用を稼せごうとするのですが。・・・・
【猫の登場】
完璧に猫が主役という映画も珍しいと思います。
登場するのは主役のジェイク(正式名はズーナーJ5/9ドーリック47)が多分アビシニアンルディーで共演の相手役ルーシーベル役がホワイトペルシャで猫はこの2匹だけです。 キャッツ&ドッグスチュアートリトルなど、最近のCGたっぷり映画は猫も犬もちゃんとクチパクしますが、この映画は本物の猫だけですから、セリフは沢山ありますがいっさい口は動きません。
でもちゃんと本にゃん自ら「テレパシーで言葉を使うから口は動かない」と説明があります。
「にゃっとく♪」ってかんじですね。にゃはは
賢そうな可愛い顔をした主役のジェイクはカメラ目線やら、じっと動かない演技などもあって、撮影はきっと大変だったと思うのですが、エネルギーを使いすぎたり、注射を打たれたりして、死んだように寝ているシーンもあるので、これはもしかして、本当に睡眠薬を与えたんだろうななどと、思い巡らせたりしました。
猫を飼っていないフランクが猫用に人間のツナ缶を与え、
「すごく美味しいから自分の星にもって帰りたい」
などというユーモアもあちこちに盛り込まれていて楽しいです。
【その他の感想】
およそ30年前のディズニー作品で日本では劇場未公開のようです。
私はネットオークションでゲットしたビデオで見ました。
CGのない時代に作られた猫が主役のSFファンタジー映画は、今や貴重な存在ではないでしょうか。
CGなら、SFの不思議な世界を描くのもなんでもあり状態かもしれませんが、この作品はテープの逆まわしとか、トリックだけで作っているので、撮影方法がなんとなくわかり、今見るとそれがかえってほほえましく癒しになります。

30年も昔の映画ですが、猫の国はアメリカの宇宙科学などが足元にも及ばないほど、文明がすすんでいるという設定になっていて、ジェイクが
「地球ではまだ量をカサで計っているのか」と言い、大きな金塊を念力で細い鉛筆状にして使うというシーンがあり、思わず2GBという膨大な記憶容量があるのにたった2cm四方しかないミニSDカードのことを思い浮かべてしまいました。
ネタばれになりますが、ジェイクは地球に残り、アメリカ市民権を与えられるのがエンディングです。
その後のジェイクのくらしぶりが気になりました。
続編が作れそうな終わり方だったのに、もう30年も過ぎちゃ無理ですね。
ディズニープロダクション様、CGたっぷりでいいですから、リメイク版を期待します。にゃふふ


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