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『聖メリーの鐘』1945年アメリカ映画
お勧め度   猫登場度
【監督】レオ・マッケリー    【主演】ビング・クロスビー(神父役)
【あらすじ】
経営難の聖メリー教会に赴任してきた神父が尼層の先生達と協力して付属の学校の存続と、子供達の教育などに力を尽くす心温まるお話です。
オンボロ学校は慈善等とはおよそ縁のない債権者によって、つぶされようとしていました。
それでも何とか奇蹟を信じて、神に祈りつつ子供達の教育に愛情を注ぐ神父と尼層。
祈りが通じ、金満主義の債権者から新しい建物をすべて学校に寄付され、めでたし、めでたしとなりますが、全力を尽くした尼層長(イングリット・バーグマン)が結核に罹っていることを医者から聞いた神父は、彼女の為を思い転地療養のため別の施設への赴任を命じます。
協力しながらも、教育方針等で意見の食い違いがあったことから、尼層長は左遷されるものと誤解し辛い思いを抱きますが・・・。
【猫の登場】
猫は最初の方にだけちょこっと登場します。
登場回数は多くありませんが、なんとも愛くるしいシーンがあります。
クロスビーさん扮する神父が赴任の挨拶をする時、かぶっていたカンカン帽を後ろの棚に置き、話はじめます。
そこに、可愛い仔猫がやってきて、帽子の中に入って遊び始めます。
後ろ向きの神父は気がつきませんが、尼層たちはおかしくて、ざわざわ笑いはじめます。
自分の話の最中に笑われた神父が怒り出さないという事でも、この人の穏やかな人間性がわかります。
振り向いて事情を知った神父の肩に乗った仔猫を抱きかかえる様子は見ている側も穏やかな気持ちになります。
それにしても、この仔猫ちゃん実に芸達者です。
一見の価値のある猫の登場シーンでした。
【その他の感想】
若かりし頃のビング・クロスビーさんはとてもステキです。
尼層長役のイングリットバーグマンさんも、それはそれは美しくためいきものでした。
結核だと告知しないほうが本人の為と医者に言われ、真実を告げずに別の土地への赴任を命ずる神父も、真実を知らずに任命された尼層長も辛い思いは一緒です。
例によって見ながら、思わず一人ごとです。 「だめよ!言わなきゃ!言っちゃえ!」
私の思いが通じ(んな訳ないけど)別れのラストシーンで呼び止めて本当のことを告げ、誤解が解けて笑顔をとり戻しバーグマンさんの頬に嬉し涙が流れると、こっちもエンドマークが出る頃は涙ボロボロでした。

いや〜この映画癒されます。
こんなステキな神父様がいらっしゃるなら、クリスチャンではありませんが私、教会に通います。にゃはは


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