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【監督】マーティン・ブレスト 【主演】アル・パチーノ(フランク役) |
【あらすじ】
チャーリーは名門高校の奨学生、感謝祭の間だけ盲目の退役軍人フランク(アル・パチーノ)の面倒を見るアルバイトをすることにした。 強烈な毒舌家のフランクは突然ニューヨークに行くと言い出し半ば騙すようにチャーリーを盲導犬がわりに連れだします。 チャーリーは学校でトラブルに巻き込まれていて憂鬱でした。 友達が校長にした悪質ないたずらを目撃したが、校長からその生徒の名前を言えば名門大学に入れてやると告げ口を強要されていたのだ。 ニューヨークについたらとんぼ返りするつもりのチャーリーだったが、結局最後までフランクの面倒を見るハメになってしまいます。 実はフランクのニューヨーク行きは人生の最期をかけた意味深い計画を実行するものだったのです。 |
【猫の登場】
アル・パチーノさん扮するフランクは、偏屈と毒舌ゆえに兄弟にも疎まれ、多分1度も結婚せず、最終的に心優しい姪の家族と同じ敷地内にある離れで暮らしているのですが、実は猫を1匹飼っているのです。 かなりでっかい雄猫でお腹から手足が白いキジトラで名前はトムスターといいます。 出演場面は4シーン程度でそのうちの2シーンは画面のほんの1部にチラっとです。 フランクの最初のセリフがその猫に対する毒舌です。 姪が入口にいる猫を抱き上げて中にいるフランクに「トミー中に入れる?」と聞くと、「入れるな!雌猫を追いかけてる。色気づきやがって!」とどなります。 それでも、ニューヨークに出かける前にはちゃんと猫を呼んで抱き上げ 「お前は賢い猫だ。」と別れの挨拶をします。 「トムスター」と呼ぶとソファーからおりて飛んでいく所を見ると、可愛がられているんだろうなと思いました。 目が悪いのに、手を貸そうとすると「さわるな!」とどなったりするくせに、本当は淋しがり屋のフランクには猫はよきルームメイトかもしれません。 猫好きの私はあまりいい感情を持っていなかった人でもその人が猫を飼っていると聞くと 「だとしたら、本当はいい人かも」 なんて思ってしまう事がよくあるのですが、この映画でもフランクが猫に出かける挨拶をしたあたりから、恐い顔のアル・パチーノさんがちょっと好きになり始めていました。 そして見終わる頃には大ファンになっていました。にゃはは。 |
【その他の感想】
タイトルの響きは女性向き映画かと思いましたが、これは男女を問わず面白い映画だと思います。 かなり有名な映画のようですからすでにご覧になった方、沢山いらっしゃるのかもしれませんね。 アル・パチーノさんの魅力全開です。 フランクとチャーリーが最初に出会う時の毒舌にはあまりのひどさに、あっけにとられましたが、女と酒が大好きな口とは裏腹の優しさも持っているという愛すべきキャラクターがわかってくると毒舌も含めて、彼が次はどんな事を言うのかとドンドン楽しみになります。
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