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【監督】荻上直子 【主演】市川実日子(サヨコ役) |
【あらすじ】
おばあちゃんが死んだ後、古い一軒家で沢山の猫と暮らす結婚願望の強いサヨコ(市川実日子)が主人公です。 仏壇の亡きおばあちゃんにはなしかけたり、隣人のへんなおばさん(おじさん?)にからかわれたりしながら、猫をリヤカーに乗せて、寂しい人に猫を貸すレンタネコ屋をしてくらしています。 きょうもリヤカーで土手を行くと、・・・・。 |
【猫の登場】
公開前からホームページは見ていたし、タイトルの意味は想像できたけど、まさかこんなに猫だらけな映画だとは思っても見ませんでした。 主な登場人物はたった6人ですが、登場にゃんぶつは17匹(映画を見ただけでは数えられませんでしたが、エンディングに出演猫さんの名前がでます)で、画面の中に常に猫がいるような状態でした。 1枚の猫写真を見ただけで顔がゆるむタチゆえ、私、終始ニマニマしっぱなしでした。また、あちこちでニャハハ、クスリ、ウフフ、時々じんわり涙腺を刺激される癒し系映画です。 パンフレット情報に寄れば、どの猫も動物プロダクション所属だそうで、さすがプロですにゃ。演技(?)が自然です。 まぁ、猫は演技しませんから、本当に自然な動きだったんでしょうけどね。 一番スゴイ!と思ったのは、長くだっこされても全くイヤそうなしぐさがなかったのと、主人公がリヤカーで猫を貸し歩く時、6匹とも蓋なしの四角いかごにおさまったまま、ずっと落ち着いた様子でおとなしくしていた事です。 |
【その他の感想】
サヨコのレンタネコ屋の呼び声 「レンターネコ、ネコ、ネコ。寂しい人に猫、貸します」 は、昔の金魚やさんのような節回しではありませんが、語りかけ風でいいかんじです。 レンタネコ屋なんて、ありえないと思いつつ、すんなり耳に心地よく入っくる呼び声です。 猫を借りる人は4人(最後の吉沢君は結局借りなかったけど)で、それぞれ寂しい事情も違うし、その後の様子も異なります。 物語はサヨコに何か特別な変わったことが起きるわけでも、最後に結婚相手が見つかるわけでもないけれど、そんな人々との交流と猫につつまれた日々の暮らしが描かれたハートフルな映画です。 |
レンタネコ予告編(you tube): https://www.youtube.com/watch?v=0-SUW2qcduQ |