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【監督】ジョエル&イーサン・コーエン 【主演】トム・ハンクス(教授役) |
【あらすじ】
一軒家に猫と暮らしているマンソン夫人は、いつも行い正しく、まじめに教会に通うクリスチャンです。 ある日、立派な身なりで言葉使いの丁寧な紳士が訪ねてきました。 婦人の家には地下室もあり、男はそこで仲間達と教会音楽演奏の練習をしたいので、是非間借りさせてほしいと申し出ます。 マンソン婦人は男の話や物腰から、まじめな人間と判断し間借りを承諾するのですが実は男の正体は「教授」という名前ながら天才的な大泥棒でした。 教授の狙いは婦人の家の地下からトンネルを掘ってカジノの金庫から大金を盗み出す事でした。 4人の仲間がマンソン家の地下室に集まり、悪事を実行にうつすのですが・・・・。 |
【猫の登場】
DVDケースに猫が映っていたので、即レンタルが決定しました。 間違いなく猫が登場するはずと、見ていると始まってまもなく可愛い顔の茶トランが登場しました。 マンソン婦人の飼い猫で名前はピクルス、首輪に鈴をつけています。 外の魅力を知っている猫はなんとかして、外に出たいと思っているものですが、このピクルスちゃんもご他聞に漏れず、何度も飛び出して行っては樹に登ってしまい、おまわりさんに出動を願って捕まえてもらった事が多い事がマンソン婦人の話でわかります。 トムハンクス演ずる教授がはじめて訪れた時もドアが開くと外に出て家の前の樹に登ってしまいます。 婦人に「猫をつかまえて」と言われて、樹に登った教授にむかって、「ハーッ!」と威嚇したりします。 あげくに枝が折れて教授は落下してしまいます。 泥棒グループの悪事が進行していくさまも、猫は悪事をみな見て知っていると言ったかんじで合間にピクルスちゃんが何度も映し出されます。 実際、ラストシーンでシャンシャン鈴をならして、外を楽しげに行くピクルスちゃんが映しだされるのですが、泥棒グループたちがしたことをまねして、加えたソーセージのようなものを橋の上から下に落とすエンディングが面白いですから、お見逃しなく。 お話の中に何度か教授が「エドガー・アラン・ポウ」の名前をだすのですが、ピクルスちゃんがもし黒猫だとちょっと怖い雰囲気になってしまったかもしれませんね。 この映画は大泥棒の犯罪や殺人までもあるのですが、どうやらコメデイの雰囲気なので、茶トラの猫のほうが合いそうです。 そして、この映画には絶対に猫の登場は必要不可欠だと思います。(きっぱり!にゃはは) |
【その他の感想】
大泥棒グループの5人はそれぞれ、相当にキャラが濃くて、傑作ですが、それ以上なのが、マンソン婦人かもしれません。 大分前に亡くなったと思われるご主人の大きな写真(肖像画かも)相手にいつも話しかけています。 (猫柄クッションがソファーにあったし、ピクルスちゃんを大事にしていると思うのですが、猫に話しかけるシーンはありませんでした。) マンソン婦人も黒人女優さんが演じていますが、映画の中の教会シーンで楽しいゴスペルコーラスが聞けます。 DVDの特典映像にも、登場します。 身体で自然に歌って踊ってるというかんじで、しかもメチャウマです。 トム・ハンクスさんは1956年生まれだそうなので、この作品の時、48歳になられていらっしゃるわけですが、役柄もあるのでしょうが、とっても貫禄つきましたね。
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参考サイト:http://www.movies.co.jp/ladykillers/ |