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【監督】ロベルト・ベニーニ 【主演】ロベルト・ベニーニ |
【あらすじ】
陽気なユダヤ系イタリア人のグイドは友達とおじさんの住む町にやってきました。 ホテルでウエイターをして働き、お金が貯まったら本屋を開きたいと思っています。 その街でであった、美しい娘に一目惚れ、あの手この手で彼女に接近、許婚がいたのですが、努力が実りいつしか思いは叶いめでたく彼女と結婚できます。可愛い男の子も生まれ、念願の本屋を営み平凡ながら幸せな毎日を送っていたのですが、時代はナチスによるユダヤ人迫害が始まっていました。 グイドは子供と一緒に強制収容所へと連れて行かれます。
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【猫の登場】
猫の登場はちらっとですが、ただの通行にゃん的なあつかいではないように感じました。 強制収容所につれていかれる集団の中の少女が猫(キジトラらしい仔猫よりちょっと大きな中猫)を大事そうにだいてトラックの荷台に乗せられています。 その後、収容所の中でシャワーを浴びろと服をぬがされ、ガス室へ入っていったと思われる子供達の脱いだ洋服の山の上に猫が1匹取り残されたようにちらっと映ります。 あの猫はどうなるのかしら?と思っても登場シーンはそれだけです。 取り残された1匹の猫に人間の残酷さ戦争の悲しさがこめられているのかもしれません。 |
【その他の感想】
最初はお気楽で陽気なイタリア男性の女性への積極的なアタック法や、軽妙なおしゃべり、要領のいい仕事振りなどに面白いドタバタ喜劇だと思って見ていました。 途中から突然、がらりと暗い戦争映画のような雰囲気になります。 しかし、ここからがグイドの本当の素晴らしさがはっきりとわかり始めます。 私が子供の頃、「我が闘争」という映画を見、本を読んで、こんな恐ろしい事が本当にあった事だと知ってかなりショックでした。
そんな辛い毎日でもグイドは希望を失うことなく、常に子供にはニコニコ笑って接します。
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