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【監督】ジェイダ・トルン 【主演】7匹の猫 |
【あらすじ】
イスタンブールの街で自由に暮らす猫7匹にスポットをあて、その暮らしぶりや周りの人たちとのかかわり方などを猫目線カメラで捉えてイスタンブールの景色や今の現状と共に紹介しています。 |
【猫の登場】
猫を大事にするお国柄なのか、野良猫たちも人間を恐れることなく、町中に溶け込んでいるようで、その数もとても多いようです。 港や街中のあちこちにいる猫たちを次々カメラがとらえるので、画面には常に猫が映り込んでいて、その数は絶対にかぞえきれません。 スクリーンいっぱいに顔だけズームされる猫も沢山いて、種類も色模様もさまざまです。 原題は「KEDI」でトルコ語で「猫」だそうで、まさに猫は猫であって、それ以上でもそれ以下でもない猫そのものの魅力が伝わってきます。(私が猫すきだからかにゃ?) |
【その他の感想】
購入したパンフレット情報ですが、3ヶ月休みなしで猫のストーカーのように撮影されたとか。 イスタンブールの街で野良猫に関した聞き込みからスタートし、最初は35匹の行動を調べたそうです。 続いて、そのうちの19匹の撮影を進めて行き、最終的に編集で7匹の猫に絞ったそうです。 猫も性格は様々であることを、猫を飼ったことがある人は良く知っていますけど、この映画でも、それぞれの猫たちの周りの人々が、自分の家族のことを話すように、猫のキャラクターについて楽しそうに話すシーンがあります。 7匹、7様でその生き様が人の人生のように想像できて、自分と重ね合わせてしまう人もいるのではないかとさえ思いました。 魚屋さんがのら猫を可愛がっている姿にも驚きました。 チラシに度アップで写っているデュマンという猫(この仔だけ首輪をつけているので、飼い猫なのかしらと思いましたが)が、グルメと紹介されていて、いつもレストランで美味しいものをもらっている様子が紹介されますが、ドアが開いていても絶対に店内に入っていかず、料理人がいる時だけ窓の外から、アピールする様子が、とても微笑ましくにゃんともいえない楽しい気分になれました。 「猫に懐かれると、自分は神様に好かれていると思えるんだ。」 と猫を抱きながら嬉しそうに話すおじさまの笑顔が印象的でした。 |
公式HP: http://neko-eiga.com/ |