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【監督】F・ゲイリー・グレイ【主演】マーク・ウォールバーグ (チャーリー役) |
【あらすじ】
金庫から50億円の金塊を奪う計画を立てた大泥棒のチャーリーはパソコンの天才や、金庫破りの名人などの有能な仲間を集めて実行に移します。 しかし、仲間の一人が裏切って金塊を独り占めした上、仲間の中で最長老の金庫破り名人ジョンを殺して逃亡してしまいます。 復讐に燃えるチャーリー達は殺されたジョンの娘ステラ(彼女は正義のための金庫破りのプロ)を仲間に加え、裏切り者から金塊を取り返す作戦をたてますが、それは狭い道や地下道をミニクーパーを使って走り抜けるというものでした。 |
【猫の登場】
登場する猫は1匹のみで、ちらっとだけです。 猫は50億の金塊の入った金庫がある家の飼い猫で、前足に白いソックスを履いた優雅な雰囲気の長毛のタビーです。 この仔が大邸宅にたった1匹でお留守番している時に、チャーリー達が盗みに入ってくるのですが、見ず知らずの男が数人、突然入ってきても、猫は「あらあらにゃんでしょうねえ」というかんじで、ちらっと見ながらも、さっさとその場を退散してしまいます。 猫がすべてそんな感じではないのかもしれませんが、犬のように吼えたりもせず、こんなふうにそそくさとその場から逃げ出すのが極普通の猫の行動パターンであることは間違いありません。 猫が好きで猫をよくわかっている人が見ると思わず苦笑してしまうシーンだと思います。 |
【その他の感想】
ネタバレになりますが、当然この復讐は成功するわけで、よく考えなくても、これは犯罪映画であって、50億の金塊のもともとの持ち主はどうしたんだ!と思うわけです。 そして、奪い返した金塊で幸せに暮らしましたとさというようなエンディングではまずいんじゃないの?と平凡で常識派の人ならだれでも思うと思うのですが、いかがなものでしょうかね。 そもそも、その50億がどんなものかの説明はたしか、全くなかったはずです。 極めて常識人の私としては、「そのお金はもともと、汚れたお金で、奪い返したあとはきれいさっぱりどこかに寄付をして、泥棒稼業からは足を洗いましたとさ」ってエンドが望ましいと思うのですが、そういうのは流行らないからだめなんでしょうかね。 ただ、娘が父親の復讐に燃えると言う気持ちはわかりますので、復讐には応援しちゃってましたけど。にゃはは この映画のキーワードになるセリフに 「信用できないのは、人ではなく心に住む悪魔」というのがあるのですが、いつもこの言葉を口にしていたのが、殺されたジョンで父親の言葉が心に残っていて、思わず復讐する相手の前でそのセリフを言ってしまい、相手に自分が殺した男の娘だと気がつかれてしまうというシーンが妙に心に残りました。 それにしても、この映画ってミニクーパーの自動車の会社の人はどう思っているんでしょうね。
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