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『ミート ザ ペアレンツ』
2000年アメリカ映画
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お勧め度   猫登場度
【監督】ジェイ・ローチ 【主演】ベン・スティラー(グレッグ役)
【あらすじ】
看護士グレッグは、パム(テリー・ポロ)との結婚を許してもらうため、彼女の両親に会いに行きます。
パムの父ジャック(ロバート・デ・ニーロ)は、娘の結婚相手はどんな男でも気に入らないという娘を持つ父親によくあるタイプですが、長女のパムには、その感情が殊更強く、おまけに元CIAの心理尋問のプロでした。
グレッグは、なんとかジャックに気に入られようと努力するのですが、やることなすこと裏目にでるばかりです。
偶然や誤解も重なって、グレッグはとうとう一人で帰る事になってしまうのですが。・・・・
【猫の登場】
ロバート・デニーロさん演ずる父親が大の猫好きで、ジンクスという名前のかなり立派なヒマラヤンを溺愛しています。(全体的に茶色っぽくて、ポイントはチョコレートだと思います)
一方グレッグは犬派で、父親としてはそれも気に食わない事のひとつです。
初対面の自己紹介シーンに家族の一員として登場して以来ずっと、この映画の中ではグレッグの足をひっぱる役として、ジンクスちゃんが何度も登場します。
ジンクスちゃん、かなり芸達者です。
呼ばれれば飛んできますし、
「おとうさんのとこにおいで」と言われると、
デニーロさんの腕の中に飛び込んで行き、ずっとだっこされています。
おまけに、「ご挨拶しなさい」というと、手を振ります。
もしかして、抱いているデニーロさんが動かしているのでは?とうたがって、巻き戻してしっかり見たのですが、かなり自然な動きです。
もしも、本当にこれができたら、猫としてはかなり素晴らしいことですよね。
この猫ちゃんギャラ高いかも?などと下世話な思いが起こってしまいました。にゃはは
更に、ジンクスちゃんが人間のトイレを使うということも、お話の中でとっても重要なポイントになっています。
実際にグレッグがトイレを開けると先客としてジンクスが用をたしているシーンがあります。
思わず、「失礼」などと言って、ドアを閉めるグレッグがユーモラスです。
グレッグがうっかりジンクスを家からにがしてしまい、行方不明となって、大騒ぎになるのですが、急場しのぎにシッポの先の色だけが違うそっくり猫を探してきて、これまた、大変な事になります。
猫とは言え、いくらそっくりでも、顔つきはさまざまですから、あれは、間違いなく同じ猫の1匹2役だと思います。
第一、ヒマラヤンでシッポの先っちょが白いのっていませんよね。
ともあれ、最後は婚約指輪を運ぶ役までこの芸達者猫さんがやります。
ニャカデミー助演賞をあげたいようにゃ。
【その他の感想】
どんな男性でも娘の夫となると父親には気に入らないというのは、古今東西永久不滅のようですね。
逆に母親は息子の嫁が気に入らないようですが、どうもこっちは、何故か明るい笑いのコメディにはならず、暗いドラマになってしまう事が多いような気がするのですが、いかがなものでしょうか?
さて、この映画、猫ともうひとつ、父親の元職業がCIAだという事がポイントになっています。
グレッグは猫だけでなく嘘発見器や隠しカメラでも、さんざんな目にあうわけです。
あまりにも、不幸続きのグレッグが気の毒になりつつ、
「ちょっと、要領悪るすぎじゃない?」
と思ってしまうかも。

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