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『奇跡の旅 』
1992年アメリカ映画
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お勧め度   猫登場度
【監督】デュエイン・ダンハム    【主演】マイケル・J・フォックス(チャンスの声)
【あらすじ】
ピーター、ホープ、ジェイミーの兄弟は、母親の再婚でしばらくの間、別の家で暮らすことになるが新しい父親になかなかなじめない上、かわいがっていたペット達を連れて行けない事が不満だ。毎週会いに行けるというので長男ピーターはゴールデン・レトリーバーのシャドウ、長女ホープはヒマラヤンのサシー、末っ子ジェイミーはアメリカン・ブルドッグのチャンスを、しかたなく自宅から遠く離れた母親の友人の農場に預けることに。ところが三匹はいつまでたっても飼い主が現れないため、何が起こったのかがわかりません。
老犬シャドウは、飼い主が危険な目にあっているのではないかと心配し始めます。そしてついにチャンスとサシーを連れて、もとの家を目指して帰ることに。
三匹はケンカしながら、いろいろな動物や人に出会って、大変な目にあいながらも協力して飼い主のもとへと旅を続けるのですが・・・。
【猫の登場】
猫はサシー役のシールポイントのヒマラヤン1匹だけの登場ですが、主役(犬2匹とともに)なので出づっぱりです。
キャラは常に「猫は犬より偉い」と思っている気位のたかい猫です。
うちのヒマラヤンのくっきーはとぼけ顔でおっとりタイプのどちらかと言うと頭のよくない猫なので、ヒマラヤンにもいろいろいるらしいと思わざるを得ないのですが、一般的なヒマラヤンのイメージがそんな感じなのかもしれませんね。
ヒマラヤンのイメージというより、猫のイメージなのかもしれませんが。
セリフはまるでどこかのなまいきなお嬢様と言ったところですが、猫なので可愛いです。にゃはは
長毛種がこんなに頑張れるのかしら?と思うのですが、川の魚をとったり、熊に立ち向かっていったり、三匹荒野を行くと同様の大活躍をして、唯一苦手な水におぼれて流されて人に助けられて、命拾いをします。
おぼれるシーンはどうやって撮影したのかはわかりませんが猫なのに濡れねずみ状態になって迫真です。
【その他の感想】
三匹荒野を行くが1963年製作なのでおよそ30年後のリメイクです。
旅のストーリーはほぼ同じですが、3匹のキャラクターがとてもはっきりします。オリジナルとの大きな違いである3匹がしゃべることで、この点がとても現代的にわかりやすくなっています。
また3匹の飼い主にそれぞれ3兄弟(オリジナルは子供2人の4人家族)を割り当てて、更に母親の再婚という新しいドラマをからませています。
3匹の旅だけでも充分面白いのに、こちらは登場人物と犬、猫の人生も描かれていてよりドラマチックです。
二匹の犬が老犬と若い犬である事は一緒ですが、リメイク版は若いチャンスがつい最近動物収容所からこの家にもらわれてきたばかりという設定が物語りの底辺になっています。
そんなわけで、オリジナルと違って3匹は最初はあまり仲がよくないというところも映画を面白くしているかもしれません。
3匹の声役はマイケル・J・フォックス(チャンス)、サリー・フィールド(サシー)、ドン・アメチー(シャドウ)ですが吹き替えの松本保典さん(チャンス)、井上遥さん(サシー)、神山卓三さん(シャドウ)もとても雰囲気があっていて、素晴らしいです。
舞台はカナダではなくアメリカですが大自然の中なのでいろいろな動物(アライグマ、スカンク、へび、ふくろう、熊の親子、ライオン、鹿、山アラシ等)も登場して、動物好きにはたまらない映画です。
長年人間と一緒にくらしてきた老犬シャドウのセリフが常にハートフルで私好みでした。犬を飼ってみたいと思った事は一度もないのですがシャドウみたいな犬ならほしいなと思ってしまいました。
シャドウのセリフにはジーンとくるものが多いです。ラストは間違いなく感動の涙が雨あられです。

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