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クリック↑でDVD紹介ページがひらきます『風と共に去りぬ 』1939年アメリカ映画
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お勧め度   猫登場度
【監督】ビクター・フレミング  【主演】ビビアン・リー(スカーレット・オハラ役)
【あらすじ】
時代は南北戦争が始まる1861年。ジョージア州タラの大地主オハラ家の長女スカーレット(ヴィヴィアン・リー)は、男なら誰でも自分を好きにさせられるくらいの自信家だった。そして美しさゆえに沢山の青年達の憧れの的なのも事実だった。
しかし、スカーレットの本命はトゥエルブオークス屋敷に住む大地主ウィルクス家のアシュレーで、勿論アシュレーの方も自分を愛していていつかは結婚を申し込まれると思い込んでいた。
明日のバーベキューパーティで、アシュレーと彼の従妹メラニーの婚約が発表されると聞いても信じられないくらいで、自分がアシュレーに思いを打ち明けたらきっと、婚約を解消するに違いないという激しい思いを持って、パーティに向かうのだったが。
【猫の登場】
長い長い映画の中で猫の登場はたった2回、それぞれほんの一瞬程度でした。
最初は前編の始まってまもなくで、見逃してしまいそうなシーンですが、ウィルクス家の敷地内にとっても可愛い長毛系の猫の親子(白黒の良く似た色模様)がねそべっているシーンがあります。
まだ戦争が始まらないのんびりと穏やかで黒人奴隷を沢山抱えた裕福な生活の象徴として、配したのではないかと、猫びいきな私は思ったりいたしました。にゃは

二回目は後編の終わりに近い印象的な場面で、見た人はすぐわかる猫の登場でスカーレットの娘ボニーが久しぶりにレットと一緒に、子猫を抱いて帰って来ます。
ボニーが子猫を抱えて、母親スカーレットのいる階段を駆け上がります。
二人のアップで猫もアップになり、猫についての親子の会話もあります。
映画の猫は白黒のぶちの子猫で、ボニーのセリフは「パパがくれた」とありますが、大久保康雄、竹内道之助訳の小説の中では縞の毛の子猫で「お祖母ちゃんがくれた」になっています。シマシマの猫でおとなしくて可愛い猫がその時、手に入らなかったのかも。にゃはは

【その他の感想】
あまりにも有名な物語ですから、大概の方はおよそのストーリーはご存知でしょうが、私も知っているつもりになっていて、きちんと本を読む前にDVDを見ました。
猫が登場したことから、小説の方にも出てくるんだろうか?、それとも映画監督さんの趣味?なんて思いから本を読み始め、すっかり、はまってしまいました。

文庫本5さつをいっきょに読んで、5巻めなどは3回も読み返してしまいました。
映画が4時間近い長編なのはあたりまえで、始まりは16歳だったスカーレットが28歳で終わりますから12年間にわたるお話で、映画はスカーレットの女としての愛や結婚をメインにしているので恋愛映画のようになっていますが本当は歴史小説と言えるものだったのですね。
ちっともお勉強をせずに大人になってしまった私は、この本を読んで南北戦争の頃のアメリカをちょっとだけ理解しました。
何にはまったかというと、スカーレットのあまりにもひどい性格とレット・バトラーのかっこよさにです。
少女漫画の世界なら間違いなくメラニーが主役でスカーレットはいじめるかたき役だろうと思いました。
原作者のマーガレット・ミッチェルさんはこれ1作だけを残して、若くして(49歳)自動車事故で亡くなってしまったんだそうですが、スカーレットのような方だったのかと思ったら、全々違って、有名になってもひっそりと夫婦だけで暮らしていらしたような方だったと書いてあるのを読みました。
作品がこれだけなのは残念至極です。

レット・バトラーに関しては映画を先に見ているのでクラーク・ゲーブルさんによるところが多いかもしれません。
そういえば、『ある夜の出来事』のピーターもかっこよかったっけ。
ストーリーとしては映画も原作にかなり忠実ですが、大きく違っているのは、スカーレットにはレットとの間の子供ボニーだけでなく最初のチャールズとの間にも二度目のフランクとの間にも子供が生まれているという事ですね。
しかし、たしかにここまで映画に入れるととても4時間では終わらないでしょうし、見る側も常に「オイオイ子供達はどうしてるんだい?」と気になってしょうがないと思います。
ラストでまだ28歳のスカーレットのその後の人生がどんなだったか、レットがあの後、心穏やかに暮らせるような素敵な女性にめぐり合えたのか、しばらく気になって気になって。
(なんちゃって)

いや〜!しっかし映画ってお勉強になるし、いいもんですにゃ。
猫が出てこなけりゃ本を読まなかったくせにってか。にゃはは

参考HP: ウィキペディアの風と共に去りぬのページ

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