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『羊たちの沈黙』1991年アメリカ映画
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お勧め度   猫登場度
【監督】ジョナサン・デミ   【主演】ジョディ・フォスター(クラリス役)
【あらすじ】
FBIの訓練生クラリスは、若い女性連続殺人犯バッファロー・ビルの捜査の為、患者を9人も殺して隔離されている人食嗜好の天才精神科医ハンニバル・レクター博士(アンソニー・ホプキンス)に、犯人の心理を解いてもらうため精神病院を訪れる。
初めはレクターの気味悪さにたじろいだクラリスだったが、自分の過去を語るのとひきかえに、捜査の手掛かりを博士から聞き出し、犯人を捕らえる事に成功するが、その間にレクター博士は監視員を多数、殺し逃亡してしまいます。
【猫の登場】
猫は2匹登場します。
2匹とも、バッファロービル事件の被害者2人(一人は最後に助け出されますが)に飼われている猫です。
1匹はお腹の方が白っぽい茶とらでもう一匹は黒白のバイカラーです。
ご主人様が目の前で連れ去られ、心細げに窓辺で遠くを見ているような場面があるのですが、こんな時犬なら必至で後を追うんでしょうが、猫はこんなふうにただただ、たたずんじゃうんでしょうね。
猫好きとしては、決してそれを薄情とは思わず、「あの仔あの後どうするのかしら、可愛そうに」って思っちゃうのです。にゃふふ。

10年後に公開された、続編の『ハンニバル』にもそのあとの『レッドドラゴン』にも猫はでてきませんでした。

【その他の感想】
今回、この映画に付いて調べていて「サイコスリラーの金字塔を打ち立てた作品」という説明があり、そういえばサイコサスペンスとか映画のタイトルでもサイコというのがあったけど、サイコって正しくはどういう意味なのか知らない事に気が付きました。
スペルはサイコ(Psycho)で精神病質者。・・・そうだったのね。
「羊たちの沈黙」はレクター博士とバッファロービルが恐ろしい精神異常者として登場しますが、タイトルの羊たちの沈黙はFBIのクラリスの子供の頃の心の傷に関係していたんですね。
クラリスとレクターの間に不思議な感情が生まれる点が一つのポイントだと思うのですが、その心理は私ごときが簡単に語れるようなものではないようです。
ただ、相手に対して、たとえ凶悪な殺人犯であろうと精神異常者であろうと人を人として心を持って対応すれば、心が通じると言うことは言えると思いました。
続編の『ハンニバル』には猫はでてきませんし、気持ちが悪くなる場面が益々増えていますので、子供は勿論の事、気の弱い方は見ないようにして下さいね。(ハンニバル関係者に叱られそう!)
『ハンニバル』でもレクター博士はラストで逃げ延びて、3作目『レッドドラゴン』につながりますが、『羊たちの沈黙』を見て気持ちが悪いからもう見ないといいながら、猫をさがしつつ結局三部作全部見てしまいました。
猫は出ないし、気持ち悪さはどんどんエスカレート・・・・・

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