『ヘルボーイ』2004年アメリカ映画 (タイトルクリック↑でDVD紹介ページがひらきます) |
【監督】ギレルモ・デル・トロ 【主演】ロン・パールマン(ヘルボーイ役) |
【あらすじ】
第二次大戦末期、形勢逆転を狙ってドイツ軍は魔界の力を借りようとします。 そんな中で、超常現象学者ブルーム教授らは、魔界から出てきた赤い子供の悪魔をみつけて保護し、ヘルボーイと名づけ大切に育てます。 外見は悪魔でも心は優しい人間となって成長したヘルボーイはブルーム教授を本当の父のように慕い、アメリカの国家秘密組織の超常現象調査防衛局で魔物退治の仕事をしています。 現れた気味の悪い化け物をヘルボーイが殺したのですが、それは1匹殺すと、2匹になって蘇ってしまうという恐ろしい魔物でした。 |
【猫の登場】
ヘルボーイは猫好きです。 映画の中でヘルボーイを紹介する時「大の猫好き」と説明があり、普段生活している超常現象調査防衛局の中のヘルボーイの部屋に何匹いるのかとても数え切れないウジャウジャ状態の猫だらけな様子がまず映し出されます。 1匹ミケの仔猫がクローズアップされましたがあとは黒猫とか色の濃いきじとらとか、黒っぽい猫が多く、子猫や中猫が殆どのようでした。 ヘルボーイのお部屋シーンが5回くらいありますので、そのたび、背景に猫がうつりますが、ウジャウジャ状態は一番最初のシーンだけです。 このヘルボーイが飼っている猫以外にもうワンシーン、別の猫登場シーンがあります。 地下鉄の駅に魔物が現れて、大混乱になるのですが、ホームに木箱に入った3匹の仔猫(多分、黒、きじとら、ちゃとらの3にゃん仔猫)がいて、黒人の女性が 「私の猫を助けて」っと叫ぶと、ヘルボーイが箱ごと持ち上げて、猫を持ったまま、魔物をやっつけます。 無事助けて、お礼を言われ猫たちを女性にわたしながら、特徴のある手(ヘルボーイの右手は魔界の入り口の鍵になっています)でチョイチョイと仔猫をなでたりします。 よく、「動物を可愛がる人に悪い人はいない」などといいますが、もともとは悪魔なのに、育った環境で心優しい人間になったという証拠のように、ヘルボーイは猫好きさんという設定にしてあるように思うのですが、はたして、原作のコミックでも猫うじゃうじゃで暮らしているのかどうか、原作を読んでいないのでわかりません。(ご存知の方、教えてにゃん) この場合、犬と暮らしているというより、猫の方が、より、そこらへんを強調できるような気がしちゃうんだけど。いかがでしょうか? これってやっぱり、猫好きの偏見。? |
【その他の感想】
いくつか、ヘルボーイの批評を目にしたのですが、あまり芳しくないものも多いようでしたが、私は好きです、ヘルボーイ。 ヘルボーイが猫好きだからっていうのもありますが、キャラそのものが、とても愛嬌があって、人間らしくて(悪魔だけどね)面白いです。 自分の容姿にコンプレックスを持っていたり、子供っぽかったり、好きな女性の前で無器用だったり、絶対お友達になりたいタイプです。 フィギュアが発売されていたりして、マニアの方も多いようですが、外見的にもなかなか、味があります。
ロン・パールマンさんは、なんとしてもやってみたい役柄だったとかで、何人もの候補者の仲から選ばれ、とても嬉しいと言ってらっしゃいましたが、この方以外に適役の俳優さんがそんなに沢山いらしたなんて、ちょっと不思議です。 また、DVDの吹き替えバージョンの話し方がとても気にいりました。
原作コミックはまだまだこの先があるようですが、映画のパート2はどうなるんでしょう。
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