『 ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ』 2005年アメリカ映画 (クリック↑でDVD紹介ページがひらきます) |
【監督】ジョン・ポルソン 【主演】ロバート・デ・ニーロ(デイヴィッド役) |
【あらすじ】
心理学者デイヴィッド(ロバート・デ・ニーロ)の娘エミリー(ダコタ・ファニング)は、母親の自殺から心を閉ざしてしまった。 デイヴィッドは児童心理学者に相談していたが、娘の回復を願って郊外の古い大きな一軒家に引っ越した。 新しい友達と交流させようと引越し先で出会った同じ年頃の子供などを家にまねいたりするが、エミリーはそれを受け入れず想像上の友達であるチャーリーと遊ぶようになっていくのだったが。 |
【猫の登場】
デイヴィッドの家では猫を飼っているのですが、登場しないのでクライマックスに近づくまで、きっとわからないと思います。 引越し先の家の暖炉の前で長くなって寝そべるブルーペルシャがクローズアップされるシーンで初めて、 「あらっ!猫飼ってたんだ。」 とわかるのですが、見直して見ればたしかに引越しシーンに猫らしきものが入ったケージがチラッと映っていました。 怖い話に猫は必要不可欠っていうイメージはたしかにありますが、この映画もまさに見る側を怖がらせるために猫を飼っている設定にしたという感じです。 濃いグレーの長毛ですが、はっきり映るのは、暖炉の前の寝そべりシーンとその少し後のデイヴィッドが洗面所にいて、振り返ると猫がデイヴィッドの方を見て座っていたというシーンだけです。 この時の猫は睨んでいるような怖い顔です。 私が飼っていたブルーペルシャにとっても良く似ています。 いつも「リムちゃん睨まないで」って言ったっけなあと思い出してしまいました。 猫の顔もいろいろですから、もしかしてこの映画の監督さん、睨み顔の猫を探したのかも。にゃはは 見進むにつれ、どんどん怖くなる映画ですから、この睨み猫シーンで怖さが本格化します。 そしてその直後に最初の殺害被害者(にゃ)になるのも、このブルーペルシャさんです。 猫の登場シーンはこの殺された遺骸(間違いなく作り物だと思いますが)を含め、4シーンだけです。 この映画、とにかく怖がらせようという演出がちょっと無理ってくらいにしてありますが、猫もその一つの小道具みたいな登場のさせ方です。 せめてエミリーが1回でもいいから猫をだっこしているようなシーンがあれば、もっと自然さが出たような気がするんですが。 猫を飼ってるなら、想像上の友達なんかと遊ばないで猫を可愛がるはずだと思うのは私だけ? |
【その他の感想】
サイコサスペンスって怖いですね。 一番怖いのはおばけよりなにより人間だとよく言いますけどね。 エイミー役の女の子、子役時代の安達ゆみちゃんに似て、とっても可愛いくて演技がうまいです。 目の下のくまはメイクでしょうけど、可愛いのに表情だけで怖わがらせられちゃいます。 ダコタ・ファニングちゃん、この時11歳ですが、1994年生まれだそうでアイアムサムの時7歳で今、ハリウッドでもっとも活躍している子役スターだそうです。 大物スターロバート・デ・ニーロさんも負けそうな存在感と演技力でした。 思わず目を覆うような場面は一つもないのに久々、見終わった後も数日、怖さが残ってしまった映画でした。 ジワジワ怖がりたい人には是非お勧めの映画です。 |
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