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【監督】キャロル・リード 【主演】ジョゼフ・コットン(ホリー役) |
【あらすじ】
小説家のホリーが招かれて友人ハリー宅を訪れると、なんとそのハリーは交通事故死していた。 ホリーが信じられない思いで調べ始めると、現場には不審な第三の男がいた事や友人ハリーは闇組織の黒幕だった事を知る。 そして調べをすすめるうち、友人ホリーの恋人の女性に心をひかれるようになる。 しかし、死んだはずの友人は実は第三の男であり、替え玉を殺して自分は罪をのがれようとしていたのだった。 突然甦ったように,ホリーの前に姿をあらわした友人ハリーを1度は警察の逮捕に協力する事をことわったものの、恋人の女性を守る為、おとりとなって逮捕協力することを引き受ける。 |
【猫の登場】
猫が出るシーンは非常に少ないのですが、とても意味深い登場です。 モノクロ映画なので、猫の色は正しくは分りませんが,多分白黒のブチかなと思います。(まだ仔猫) 猫の全身がはっきり映るシーンは最初だけなので、よくわかりませんでした。 愛想のない猫が唯一なついていたのが死んだはずの友人、そしてその猫が暗闇でだれかの足元にくつろぐ姿。 ということで、悪党の突然の登場となるわけで、少ないながら猫の登場がとっても効果的なのです。 こういう時、猫ってやっぱり雰囲気がでますね。 泣き声もたてず、ただ顔をこすりつけるしぐさだけでミステリアス。 犬だと騒いじゃって,この映画にはあいませんね。 「第三の男」をご覧になった方大勢いらっしゃるでしょうけど、ほんの数分の猫の登場シーンが記憶に残っていらっしゃるでしょうか? |
【その他の感想】
音楽とともに、あまりにも有名な映画ですし、なんと50年以上前に作られた作品ですので今まで、テレビでも何度となく放映されたものと思われますが、きちんと見たのは今回が初めてでした。 猫が出ていたことさえ、以外でした。 友情を優先させるべきか正義のためには友を売るべきか、又友人の恋人に抱き始める愛など、じっくり考えながら見る大人の映画はラストシーンと音楽が心に残ります。 |