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『キャッツ&ドッグス』2001年アメリカ映画
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お勧め度  猫登場度
【監督】ローレンス・グーターマン      【主演】トビー・マグワイア(ルーの声)
【あらすじ】
ブロディー教授が研究する犬アレルギーを治す薬が出来上がってしまうと、人間と犬が益々仲良くなってしまうので、なんとかその研究を阻止し、反対に人間を皆、犬アレルギーにしてしまう薬をばらまいて、世界を征服しようと企んでいるのが、クリスマス用品の会社を経営する社長宅の猫ティンクルズです。

子犬のルーは猫の陰謀から教授の研究を守る為、ブロディー家へもらわれてきましたが、まだ小さいので最初はなんだかよくわかりません。
先輩のブッチにいろいろ教えてもらったり、ブロディー家の人々に愛されてルーは成長しつつ、猫の企みと戦います。

【猫の登場】
敵役の猫はホワイトペルシャのティンクルズで、飼い主などの人間の前ではとっても可愛い猫ですが、一度、ヒトラーのごとく戦争の独裁者と化すとめっちゃ憎たらしく豹変します。
ティンクルズの一番の子分のエキゾチックショートヘアのキャリコも、なかなか面白いキャラで登場します。
猫同士、犬同士の、人間にもあるような心理描写もあって、興味深いです。
ねずみの大群も登場しますし、ほんもの、作り物、CGが入り乱れますから犬も猫も全部で何匹かは数えるのは難しいほど、てんこもりです。

ネタバレになりますが、一番面白いのがラストシーンです。
敗者のティンクルズに与えられる罰が、嫌いな飼い主に可愛がられてハデハデな衣装をとっかえひっかえ着せられるという最高に傑作なエンディングです。

【その他の感想】
この映画、もともとはアニメにする予定だったものを実写にしたそうで、コンピューター技術あらばこその楽しい作品です。
アメリカでは定番のような、猫好きとしてはちょっと気になる猫が悪役の映画なのですが、動物もの、スパイもの、戦争もの、SFX、コメディー、笑いあり、涙あり、アクションあり、感動あり、情操教育性ありといったふうに、いろいろな要素を含んだ結構スケールの大きな楽しい娯楽映画です。
人間の戦争映画とは違い、死んでしまう動物も一匹もいなくて、残酷シーンもありませんので子供と一緒に安心して楽しめます。
※キャッツ&ドッグ予告編(you tube) http://www.youtube.com/watch?v=zZwqdoKXg24


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