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『 媚薬』1958年アメリカ映画
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お勧め度   猫登場度
【監督】リチャード・クワイン    【主演】キム・ノヴァク(ギリアン役)
【あらすじ】
ギリアン(キム・ノヴァク)はニューヨークでアフリカの美術工芸品を売る店を経営しているが、実は魔女。
階上に住むシェパード(ジェームズ・スチュアート)に、好意を持っているが魔女は人を愛することはできないのだ。
もしも本当に人間を愛してしまったら魔力を失い、人間になってしまいます。
しかしシェパードがギリアンの昔の同級生で性格の悪い女だったマールと結婚すると知って、飼い猫のパイワケットを使って、彼の気持ちを自分に向けさせてしまいます。
魔力で願いは叶ったものの、やはり本当の事を告白しなければという思いから、自分は魔女で魔法を使ったことをシェパードに打ち明けてしまうのですが。・・・
【猫の登場】
登場する猫はギリアンの飼い猫のパイワケット1匹だけですが、ギリアンの魔法の必需品(?)なので、年中画面に登場します。
種類はシャムのシールポイントと思われますが、シャムの特徴的なとがった顔、スリムで精悍な体型というより、どちらかというと丸顔のむっくりした可愛い体つきです。
水色の首輪に鈴ではなくて大きなベル(英訳すれば鈴もベルですけどね)をつけています。
原題は「BELL,BOOK AND CANDLE」で、最初はブロードウエイの舞台劇で原作のタイトルが「ベルと本とろうそく」でこの3つは魔法の儀式の必需品3点セットらしいです。
でもギリアンが魔法を使うときは猫だけでOKみたいですけどね。
パイワケットのクローズアップの時、猫のゴロゴロがはっきり聞こえるのも猫好きにはうけました。
そういえば、パイワケット(pyewacket)って何か意味のある言葉なのかしらと調べてみたのですが、ヨットの名前につけている人がいることがわかりましたけど意味はわかりませんでした。
意味はわからなくても、この映画を見た後に猫を飼ったら、パイワケットっていう名前にしたくなるかもしれません。
見方を変えるとこの映画、猫が主役と言ってもいいくらいに、ポイント、ポイントで何度も重要な役割を演じています。
スクリーンを横切った猫たちによれば、この猫ちゃん、その年最も優れた演技を見せた動物に贈られるパッチィ賞を受賞したそうです。
【その他の感想】
キム・ノヴァクさんの美しい整ったお顔といやらしさのないセクシーな雰囲気がなんともいえません。
背中部分を大きくカットしたドレスがとっても印象的です。
最初に映る彼女が経営する店内の様子が、おしゃれなものでも並んでいるのかと思いきや、アフリカンなおかしな置物ばかりです。
きっとアフリカのブードゥー教魔術という意味で高価な価値の高いものなんでしょうけどね。
個人的な嗜好に合わないので、思わず「こんなもの買う人いるんかい?!」とつっこみいれてましたけど、店主がこれだけの美人なら、どんなものでも売れることでしょう。(にゃはは)
美しいキムさんはこの時25歳で相手役のジェームズ・スチュアートさんは50歳なんですよね。
役柄のキャラもまじめで極普通の男性といった感じなので、若く美しい魔女が惹かれる魅力があるとは思えない等と失礼な感想を持ってしまったのですが、魔女であることに少々嫌気が差して、普通の暮らしをしたがっているというセリフもありますから、決してミスキャストではないんでしょうね。

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