『バットマンリターンズ』1992年アメリカ映画 (タイトルクリック↑でDVD紹介ページがひらきます) |
【監督】ティム・バートン 【主演】マイケル・キートン(バットマン役) |
【あらすじ】
ひとりの赤ん坊が奇形児ゆえに川に捨てられ、ペンギンが住む地下の下水道へと流されて行きました。 それから30年後、クリスマスを迎えようとしているゴッサム・シティに、ペンギンと名乗る男(ダニー・デヴィート)が現れて街を恐怖に陥れようとしていた。 一方、街の実力者マックス(クリストファー・ウォーケン)は、電力を全て我が物にしようと悪事を企てていましたが、秘書のセリーナ(ミシェル・ファイファー)に知られてしまい、彼女を窓から突き落としてしまいます。 しかし野良猫たちの介抱で、命を救われたセリーナは、それを機にキャットウーマンとなって今まで惨めな暮らしをさせられた社会と会社の上司マックスに復讐を誓います。 マックスはペンギンをおだてて利用しようと結託しますが、野望に気づいたバットマンことブルース・ウェイン(マイケル・キートン)は、これを阻止しようと立ち向かいます。 |
【猫の登場】
始まって1分のイントロ部分に最初の猫が登場します。 真っ白ではないがシロっぽい猫で檻のような箱の前にいると、檻の中からちょっと異様はかんじの手がのびてつかまえられ、檻の中にひき入れられてしまいます。 その後、その檻の様な箱は、川に投げ捨てられてしまいます。 この白っぽい猫はこれだけの登場ですが、キャットウーマンが登場すると、いろいろな種類の猫が沢山登場します。 まず、キャットウーマンになるセリーナ(ミシェル・ファイファー)が黒猫(キティー)を飼っています。 セリーナが上司マックスに突き落とされると、沢山の猫が集まってきます。 2004年の「キャットウーマン」が、このバットマンから生み出されたキャラクターだという事を話には聞いていたのですが、見て納得しました。 |
【その他の感想】
バットマンに登場するキャットウーマンが2004年の「キャットウーマン」によく似ている点は、OL時代はさえない女の子だった、というところと会社の上司に殺されるというところで、沢山の猫が集まってくるシーンはとてもよく似ていますが、「キャットウーマン」の方は猫の魔力で蘇り、バットマンの方は、たまたま雪の上だったので、命が助かり、猫が集まってきて、目覚めさせたので凍死することもなく命拾いしたといった感じだと思います。 また、キャットウーマンの衣装をセリーナがミシンで手作りするシーンはミシン大好きな私としては大いに親近感がわき、思わず笑ってしまいました。 キャットウーマンとバットマンのちょっと複雑な恋愛感情もお話を面白くしていますね。 バットマンはコミック原作者の作り出した悪役キャラがユニークでそこが一番面白いような気もします。 ボブ・ケーンのコミックを最初に映画化したのは1966年で、この作品は見てないのですが、どうやら、これ1作にバットマン&バットマン リターンズ&バットマン・フォーエヴァーの主な登場人物が出てくるみたいです。 23年後にリメイクされシリーズ化されたようですが、1作目「バットマン」では悪玉ジョーカー役でジャック・ニコルソンがバットマンより目立っていました。 2作目「リターンズ」のペンギンはジョーカー以上にユニークですね。 どう考えても、可愛いぺんぎんを悪者キャラにしようという思いつきは普通なら浮かばないと思います。 3作目のバットマン・フォーエヴァー(1995)まで観たのですが、猫が出たのは「リターンズ」だけでした。 どうも作風が私に会わず、3作目は無理やり見たのですが、それ以後の「バットマン&ロビン Mr. フリーズの逆襲」と2005年の「バットマン ビギンズ」は観ていないので、猫の登場の如何は確認できていません。 ご覧になった方、いらっしゃいましたら、教えて下さいませ。 |