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『 アントワン・フィッシャー きみの帰る場所』

2002年アメリカ映画
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お勧め度   猫登場度
【監督】デンゼル・ワシントン 【主演】デレク・ルーク(アントワン・フィッシャー役)
【あらすじ】
海軍水兵のアントワンは短気で喧嘩っ早かった。
暴力事件を起こして、海軍の精神科に通うことになり担当医のダヴェンポート(デンゼル・ワシントン)はアントワンに自分のことを話すようといったが、「親はいない。生まれたのは岩の下」と答えるだけ。
それでも医師ダヴェンポートは根気強くアントワンが話したくなるまで待った。
アントワンは次第に医師に心を許し、少しづつ自分の生い立ちを話し始めたが、彼のおいたちは想像以上に過酷なものだった・・・。
【猫の登場】
登場するのはシロクロ猫さんが一匹だけで、ほんの通りすがりにチラッと映るだけですが、その場所がなんとも自然で猫の登場が映画のそのシーンにぴったりきました。
終盤のクライマックスとでも言うべき、アントワンが実の母親に会いに行くシーンです。
スラム化されたくずれかけたような古いアパートに案内されて、
「なんだか危なそうなところだ」と言って階段を上がり、通路を行くと猫がうろちょろしているというだけの登場なのですが、ノラ猫がうろうろしている事が、とてもその場の雰囲気にぴったりしていたのです。
あとで観た特典映像の解説に、思いがけず、この猫について監督さんが話していて、びっくりでした。
撮影現場は実際には老朽化で立ち入り禁止のようなアパートだったとかで、沢山のノラ猫がいたそうです。
従って、猫の方が勝手にカメラに入ってしまったのだそうです。
あとから、「あの猫はどうしたんだ?とても効果的だった」と沢山の人に言われたのだと監督さんが言うのを聞いて、我が意を得たりと、すごく嬉しくなってしまいました。
【その他の感想】
「事実は小説より奇なり」というよりも、事実だからこそ強く胸をうたれました。
アントワン・フィッシャーさんの自伝を自らが脚本も手がけたものだそうで、暗く辛い過去に負けずに立派に成長した彼にだれでも心から拍手を送ることでしょう。
映画はフィクションもおり込んで、より心をとらえるストーリーになっているようです。
何度観ても同じ場所で感動の涙が知らずにあふれてしまう映画です。
公式HP: http://www.foxjapan.com/movies/antwone/

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