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『悪魔を憐れむ歌 』

1997年アメリカ映画
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お勧め度   猫登場度
【監督】グレゴリー・ホブリット 【主演】デンゼル・ワシントン(ジョン・ホブス刑事役)
【あらすじ】
ジョン・ホブス刑事(デンゼル・ワシントン)は、逮捕した凶悪殺人犯リースの処刑立会いに本人から呼び出された。
呪文のような言葉をつぶやきながら、ホブスに握手を求めたリースは答のわからない謎々と「俺は戻ってくる」と言う言葉を残して処刑された。
その直後、リースと同じ手口の連続殺人が続く。
第一現場にはリースの残した謎々が書き残されていた。
その謎々を手がかりにして捜査を進めるうち、30年前名刑事が殺人容疑をかけられて、自殺をしていた事実をつかんだホブスは今は神学教授となっているその娘グレタを訪ねたが、彼女は何かにおびえている様子で父親の死について多くを語りたがらなかったが・・・・。
【猫の登場】
猫の登場は3カット(多分2匹)だけで、映るのもほんの少しの間だけなのですが、ストーリーに大変重要な意味を持っています。
最初の登場は30年前、刑事が自殺した荒れ果てた別荘にホブスが調べに行くと、目の前を猫が走って朽ちた穴から建物に入り込んでいく様子が映ります。
かなりすばやいので、はっきりわからないのですが、キジトラのようです。
エンディングにも、大きな意味を持った(意味を言うとネタバレになる)猫の3回目の登場がありますので、場所がこの別荘近くと言う事で、ここで登場する可愛い顔のキジトラが最初の猫ではないかと思います。
中頃にホブスの家の窓の外に茶トラがいて、その後、窓辺からおりて男の足にすりすりする様子が映りますが、この全身綺麗な茶トラもとても可愛い顔です。
そして、この猫もストーリーに大きな意味を持っています。
猫好きとしては、あまり歓迎できない役割なのですが、猫の大きな魅力が魔性でもあるので、うまい使い方をするもんだと、思わないわけには行きません。
黒猫を使っていないところも、かえって自然のような。
でもきっと、猫が苦手な人が見たら、益々猫嫌いになるだろうにゃ・・・・。
【その他の感想】
めったにない事なのですが、
『「悪魔を憐れむ歌」という映画に猫が出ますよ』
と、猫と二人暮らしという遠藤さんからBBSに書き込みを頂きました。
そんなわけで、この映画、猫が出るとわかって、楽天ブックスでDVDを買って見ました。
勿論安かったから買ったのですが、遠藤さんのお勧め通り、なかなかいい映画でした。
何度か見ないと、きちんと理解できなかったし、ゆっくりと何度でも吹き替えバージョンでも見られるし、買ってよかったです。
映画にはよくありますが、ラストシーンからの始まりです。
出だしのナレーションが「オレが死にそうになった時の話をしよう」ですから、のっけから、ひっぱりこまれました。
この「オレが死にそうになった時の」というところが、肝心です。
ラストで何故、そこから始まったかがわかり、納得します。
原題は「FALLEN」で堕天使という意味合いらしいです。
邦題は映画の中でも流れる、ローリングストーンズの歌のタイトルそのままらしい。
話が飛びますが、死刑囚凶悪犯ルース役がすごい!です。
こんな役専門?って思うほど、迫真です。
イライアス・コティーズ という俳優さんらしいですが、他の出演作品が気になりました。
また、吹き替えでこの人の声をやっている声優さんもいいです。
誰なんでしょう。(長井秀和さんに似た声だった)
DVDの吹き替えって、クレジットがでないんですよね。気になるにゃあ。

私は本来、こう言った悪霊テーマの映画は、あまり好きではないのですが、猫が出ているからと言うわけではなくて、この映画はただ奇をてらった恐怖映画というのではなく、人間としての心のあり方などにもせまっていて、ホブスの真摯な生き方に好感が持てて、結構気にいりました。
マークではなく、マークでもいいかも。

公式HP: http://movies.warnerbros.com/fallen/

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