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【監督】ジョー・シャーバニック 【主演】ジェームズ・スペイダー(FBI捜査官のジョエル・キャンベル役) |
【あらすじ】
デイヴィッド・アレン・グリフィン(キアヌ・リーヴス)は一人暮らしで孤独な若い女性ばかりを狙う連続殺人鬼。 この捜査にあたったFBIのジョエル・キャンベル(ジェームズ・スペイダー)は、手がかりを残さず、ゲームを楽しむようなグリフィンのやり方に悩まされ、あげくに自らの恋人まで殺されてしまい、彼女を救えなかったことで精神的におかしくなり、ロスからシカゴへ転属する。 しかし、殺人鬼グリフィンはキャンベルを追うようにシカゴまでやってきて、再び連続殺人を繰り広げる。 そしてとうとう、キャンベル宛に次の標的とする女性の写真入りで殺害予告を送りつけてきたのだが・・・。 |
【猫の登場】
予告殺人の標的となる女性エリーがヒマラヤン(ブルーポイント)を飼っていて、登場する猫はこのヒマラヤン1匹のみ。 名前はフランク、エリーは母親にも電話で、猫と暮らしているとは言わずに、フランクと言う恋人がいると言ったりします。 帰宅しても 「ただいまフランク」 と声をかけ、キッチンの調理台に乗っている猫といろいろ会話をする場面が最初の登場シーンですが後姿しか映りません。 その後、ベッドで猫を抱いてテレビを見ているシーンがあり、顔が映ります。 電話に出るため猫を下に降ろすのですが、この時すでに殺人鬼キアヌがエリーの家に侵入していて、暗がりに潜んでいるキアヌの足元に猫が擦り寄っていくシーンが印象的です。 思わず「第三の男」を思い出してしまう。 猫はそこでキアヌに皮(多分)の手袋をはめた手でなでまわされて、うっとり喜んでしまうのですが、うちのヒマラヤンも知らない人でも平気で寄っていくので、納得すると同時に、「そりゃキアヌだしね」等と思ったりして・・・。にゃはは 結局、キャンベル達の必至の捜査は間にあわず、殺害されてしまい、殺人現場のエリーの部屋に刑事が調べに来るシーンで私が「猫はどうしてるの?」と思った矢先、被害者が猫と暮らしていた事を知った一人の刑事が「猫はどこへ行った」という質問をします。 今までの映画ではほとんど、その後の猫についてふれられない事が多いので、 「そうよ!猫はどこよ!?」と思わず身を乗り出してしまったのですが、その答えから、どうやらいなくなったらしい事がわかり、益々気になってしまいました。 なんだ、またもや、猫はちょっとした効果的な小道具としてチラリと登場しただけで終わりなのねと思っていたら、最後の方にそれこそ、ほんの一瞬ですから見逃してしまいそうなのですが、すごく重要な登場シーンがありました。 なんと、殺人鬼キアヌが車の中でヒマラヤンを抱いているシーンがあるのです。 キャンベルの通う精神科の医者の心理分析で「淋しいから犯罪を犯すのではないか」というセリフもあるのですが、猫が最高の癒しであると思っている私としては、殺人鬼キアヌが猫を連れて行ったという想定に妙に納得してしまったのでした。 |
【その他の感想】
タイトルの「ザ・ウオッチャー」もキアヌのことをさしているようだし、DVDケースの写真もキアヌ・リーブスで、映画紹介サイトのキャスト欄もキアヌが最初に書いてあるものもありますから、主演は犯人のキアヌの方なのかもしれませんが、勧善懲悪好きな私としてはやっぱり、FBI捜査官キャンベル役のジェームズ・スペイダーということにしたいですね。にゃはは キアヌ・リーブス演ずる殺人鬼は精神異常者ということになりますが、特にメイクで顔つきを変えることもなく、外見はハンサムな普通の男性で、サイコサスペンスだけど、怖いマークではなくにしました。 気持ちの悪くなるようなシーンがあまりなかったところが、私のおすすめのポイントです。 |